君と星空の彼方

「悪いな、夜月…

早く行くぞ」


「え?って、セイヤ、引っ張らないでっ…!」


ちょ、ちょっとどうしたの急に?

セイヤらしくないよ、ちょっと焦ったようなその顔。


後ろをふりかえると、ぼーっと立ち尽くしている夜月がいた。


そりゃ急にあんなことはあったらはい?ってなるよね。


あとで謝ろう…



「………ん?ちょ、ちょっとセイヤ。

ここどこ?」


私たちがいるのはホテルのロビー…

ではなく、がっつり外。



周りには綺麗なバラ、バラ、バラ…

赤に黄色に白…


色とりどりのバラがあった。



ここは…バラ園?


「……無理するなよ、お前。

夜月は熱の時の夜を覚えてないっぽいからな」



セイヤ…

そのこと考えてくれて…連れ出して来てくれたってこと?


でも、もっとソフトな感じに、自然に連れ出して来てよね、もう…


けど…


「ありがとう」