君と星空の彼方

「大丈夫だ、みんな。

ただ脅しているだけだろう」


イリヤ先輩はそう言って笑うけど…

このいにしえの祭りを機会に、仲良くなれたらいいな、なんて。


けど…そんな簡単にいかないよね。
犬猿の仲らしいもんね。



「それに…
さっきも言ったとおり、僕たちに1回でも負けた人には興味がないしね」


「そう!それ!どうゆうこと、イリヤ?

私たちあんな奴らと戦ったことないよね…?」


あれ…?

マナミ先輩なら中3だし、戦ったことあると思ってたけど


違うんだ。




「なに言ってんのさ、マナミ。

まあマナミなら分からないでしょうけど」


そう言ってイリヤ先輩はマナミ先輩に微笑みかけた。

その微笑みは私たちに対する時とは違って、とても自然で柔らかな笑顔だった。



やっぱり2人は、とても仲が良い。

ただの友達より、もっと強い絆を感じる気がするんだ。



イリヤ先輩はもともと顔はかっこいいもん。

学校内で隠れファンも多いって噂。



そんなイリヤ先輩に最高の笑みを浮かべられたら…


「なっ…なによっ!私だって分かるもん!それぐらい!」


マナミ先輩、そんなことを言いながらも顔が真っ赤。


マナミ先輩、綺麗だけど…こんな可愛い一面もあるんだ。


「ふふっ、冗談だよ。

ほら、ここにいるみんなは全員知ってるはずだよ?」