君と星空の彼方

もしあの絶壁が転送空間なら…もっと普通の道にしよ⁉︎


普通の道路とかにしようよ…


結構怖かったんだから、あの道は。


1人苦笑する私を置いてムルは説明を続ける。


「そして、2つ目。

魔法陣を作って魔法陣の心得があるものが術を唱え、目的地に行く方法でございます。

今回は魔法陣を使い行いたいと思います」


へぇ〜…そんな方法があったんだ。

で魔法陣の心得がある人って誰なの?


「私が術を唱えます。

今魔法陣を出しますので、しばしお時間を…」


……ムルなんだ。


まあ、ムルは万能らしいし、できても不思議じゃないかぁ。


押し黙った私たちを横に、ムルは1人何かを唱え出した。



するとただの砂地だったところに、紫色の光がパアアッと強く現れる。


まぶしい、けど…目は開けられる。


私はずっと紫色の光を見つめていた。




ムルはそこへ手を伸ばし、また何かを唱え始めた。



……そして、紫色の光が消えると同時に

砂地には映画とかで見たことあるような、紫に光る線で、円形に五芒星が描かれていた。

昔友達に無理矢理見せられた映画に出て来てたけど…それより複雑だった。


円形と星の間には見たことがないような変な文字がずらずらと並べられていた。


そしてとても大きい。


普通の学校の体育館ぐらいはある。




ムルを見ても、ムルは疲れた様子も見せない。


すごいなぁ、と素直に思う。