君と星空の彼方

お母さんは私の様子を見ると口パクで何かを伝えてくる。


『が ん ば れ』





頑張れるかい‼


怪しすぎだよ、私が行く学園‼


前途多難‼




「申し遅れました。私の名前はムルと申します。

以後お見知り置きを」


ムル……ねえ。

変わった名前だなぁ。


「よろしく……ムル」



私の言葉に、ムルの横顔が少し頷いた気がした。