君と星空の彼方

今日見た優しかったセイヤの笑顔はどこへやら。

今見るセイヤの表情は、なんにも読み取れない不思議な程の表情だった。


どうしたの…一体……



「……扉の中の言葉を思い出せないか。

『赤』のことを…なにかいってなかったか」


扉って…ミズキの家が管理している、あの?


私は必死にあの時のことを思い出した。

なにか…言ってたっけ?

赤…赤……



『あなたには、赤が存在する』


『それは、敵の赤。

けれど…』






『味方にも赤はいる』





「言って…た。

私には赤が存在して…それは敵の赤で、味方にも赤はいて…?」



頭がパンクしそうだった。


不思議と耳に流れてきた透き通った声は、あの扉の声そのものだった。



「……その赤がなにを意味するか分かるか」



こうゆう時に限って勘が鋭くなってしまう私の頭。

気付きたくなんてなかった。