君と星空の彼方

私は壁にピッタリとくっつきながら、ゆっくりと歩き出した。


ここからじゃ死角で倉庫は見えない…人影も死角なのか見えないし。

倉庫に入れるのは理事長先生だけ、のはずなのだ。


じゃあ…理事長先生がいちいちここまで来たってこと?


私は突き当たりの曲がり角で1回止まって…左の方を少しみる。


「………‼︎」


なんで…なんでここにいるの⁉︎

今は…授業のはず!



しかも倉庫の前にいるなんて。



寮にある倉庫は昔からの貴重な書物とかを保管してるらしい、とても重要な倉庫。

入れるのは理事長と、そこを管理している家だけ。





なのに…


なんであの子は倉庫に入れるの?


私の目の前で、倉庫を簡単に開けて…静かに入っていくのは。



ユウ、だった。