君と星空の彼方

「ゆりにしろ、ムルさんにしろ…キナリ政府は酷すぎるんだよぉ…

今あげた掟はね、ずっと昔からある掟だけど…

今の大神や神が変わった『空白の5年間』以来、掟がとても増えちゃったの」



「え…そんなに掟って増やせるの?」



「政府は掟を神達全員の承諾さえあれば作れるからね。

でも新しい掟は大半が神達が直接作った掟だけどね…」


ミズキは諦めたように小さく微笑むと、ため息をついた。


「そのせいで罰せられる能力者も多くなって…


政治面ではキナリ政府はいい顔してるけど…私は嫌い…そんな政府…」



「ミズキ………」



不幸なのは私だけじゃなかったんだ。


みんなにゆりさんと重ねられて、悲しいのは自分だけだ!とか思ってた自分がバカだった。


夜月だってあんなに切なげな顔を浮かべて…苦しくって、ゆりさんが消えた時は耐えられなかっただろう。


ミズキやセイヤだって大切な友達を失って…


ムルは人扱いさえされなくなって、居場所を失くして。



「私…勘違いしてた」


なんて勘違いをしちゃったんだろ…