君と星空の彼方

大神…

能力者の中の最高の権力を持つ人が、直々に…⁉︎


「罰はね…とっても残酷だった。

けど、ゆりは体は無傷だし、なんの支障も与えられてないんだ」


「え…?それって、なんにもなかったんでしょ?

その方がいいじゃん!」



私がそう言うと、ミズキは我慢できなくなったのか、涙を一筋ほおに落とした。


「違うの…ゆりは、ゆりは……


今までの記憶を塗り替えられて…一生『キナリ』にいて、大神達監視の下生きていかなきゃならなくなったの…


つまり、私たちとは会うことはできないし、私たちのことは…忘れてる」


いきなり普段聞かないような言葉を一気に聞いて


脳が理解できない。



…記憶を、塗り替えられた?


…今までの思い出、全部?


楽しかったことも…ミズキやセイヤ達と会ったことも、夜月と付き合ったことも?



「そんなのって…」


ない。


酷いし、残酷すぎる。


それに…その罰は、ゆりさんだけじゃない、周りも悲しむような罰…


夜月はそれを聞いてどう思ったのかな…



愛する人が…自分を忘れるなんて。



ここで私はある疑問が生まれた。



「ねえ、ミズキ…『キナリ』ってなに?」