君と星空の彼方

「ちょっ…夜月、ちょっと落ち着こうか!状況考えようか!ね⁉︎

ってことで、どこう!」


こんな状況で冷静になれるわけがないからぁぁ!

いくら相手が夜月でも心拍数が跳ね上がりますから!

ぐぐ〜っと夜月の肩を押すけど…全然効果ナシ。



夜月は私の顔をずっとボーッと、というよりはポーッと、どこか私じゃない所を見てる感じ。

私の顔の……奥?とか?


ふいに夜月と目があっちゃって、その瞳に吸い込まれるように目線を外せなくなった。

風邪で暑いせいか、汗もほおや首筋に浮かんでる。


「…………んで……」



「え…?」


夜月が目を閉じて…苦しそうに、苦しそうに何かを言った。


そんなに苦しいのかなぁ…まあ私を押し倒したりするんだから、正常な心がどっか行くほどなのだろうけど。


具合を聞こうと、口を開いたその時。


「なんで…ゆりがここにいるの………」


夜月は苦しそうにそう言うと、唇を噛んで私を抱き寄せて来た。


「ゆり……ゆり………会いたかった…」