君と星空の彼方

ドアを開くと、部屋は薄暗い。

電気は付いてないけど、ベッドのそばにある小さなオレンジ色のライトがついているっぽかった。


……心を決めて入って来たはずだけど、また緊張が復活して来た。


意を決して、一歩一歩ベッドに近づくと…苦しそうで小さな息遣いが聞こえてきた。



「夜月……?」


そう声をかけても、息遣いの様子も特に変わらない。

ベッドの隣に来てしゃがんで、枕元に顔を寄せる。


すると目の前には綺麗な夜月の顔が。



「わぁっ⁉︎」



び、びっくりしたー…見えづらいなぁと思って近づいたら目の前にいたなんて。


ていうか、病人だったー!大丈夫かな?うるさくしちゃったけど…


もう1度近づいて見ても、夜月に特に変わった様子はなかった。


良かったぁ…


そんなことより苦しそうだなぁ…さっきから唸ってたりするし。

朝は元気だったのに、急に風邪になったなんて…夜月も病弱だなぁ。普段は元気なのに。



「おーい夜月ー…大丈夫ー?」


返事はないものと考えておきながら声をかけて見る。


するとピクリと夜月の動きが一瞬止まった。