君と星空の彼方

不思議な空間に私は…多分、いた。



私はセイヤに駆け寄ろうとして倒れて…また、寝てしまったのかな?


闇。見渡す限り…いや、この世界に私は存在しないのかもしれない。

けど体はある…

自分の見えない体をペタペタ触ってみる。



『………ホシノ』




誰?


『ホシノ。

目覚めてしまったね』



だから……誰?


自然と耳に馴染む、懐かしい感じがする低音。

けど…聞きたくない。


なんでか分からないけど、聞きたくない。体が拒んでいる。



闇の中何処と無く響き渡る。





『キナリで、待っているよ。



運命には逆らえなかったようだね』



キナリ…

また、その言葉。



『運命からは逃れられないし、変えることも、自分で切り開く事もできない。

それは君の新たな親友が知っているはずだ』




運、命…

あなたは、私の何を知ってるの?

あなたは、一体…




『さよならだ、ホシノ。


近いうちに、君は………』





テレビの電源が切れるように。


プツンッと小さな音を立てて、その声は消えた。





あとは、闇だけ。






なんにもない、闇の中。





セイヤが、私の名前を呼んでいた。



多分、だけどね…