君と星空の彼方

え?なんでだろ?

別にスピカってなにも悪いところないよね。

純白!って感じの星だし、おとめ座っていうのも別に…?


って、あ…もしかして、もしかしてだけど。

「おとめ座だからとか?」

いやぁ、さすがにそれはないかな。

確かにユウはまるで天使のような女の…じゃない、男の子だけども。


「……うぅ…」


ユウは小さく唸って、真っ赤になった顔を隠すようにうつむく。


ってことは、肯定…?


「まあまあ、そーゆーことなんだよね!

ユウは何気に女の子に間違われることを気にしてるからね♪」

「マナミ先輩っ!」

「ちょっと頬を赤くして怒っても可愛いだけだよ〜?」


うぐぐっと小さくうなってユウが唇を噛む。

……完全に、完全にこれマナミ先輩のペースだ。主導権マナミ先輩だ。


「ユウ!心配しないで。

ユウは美少年すぎるだけだから、ね?」

「頭なでなでしながらだと説得力ありませんよ…?」

あ、ごめん…つい手が出てしまった。

ナデナデしたくなっちゃうもん、身長たいして変わらないし。