君と星空の彼方

なっ…なっ……!


「それって、酷いっ‼︎」

私はつい叫んでしまった。

あっと思って口を閉じた時にはもう遅くって…


「…分からないでもないんだ、幻獣の奴らの気持ちは」


セイヤがポツリとつぶやいた。



「俺たち能力者は将来が安定してる。

能力者の大体が政治のかなりの偉い所や、普通とは違うエリートコースがお約束されるようなものだ。

FBIに行ったやつもたくさんいるらしい」

セイヤが考え込むように、一言一言を噛みしめるように言う。


FBIって…あの、警察のかなり凄いバージョンみたいなやつ?



警察でよっぽど優秀じゃないと入れないんだよね!


そんなところへ…能力者になっただけで行けるのか…影響力凄いなぁ。



「けど、日本の能力者で政府上層部や警察の上層部に行けたのは…8割以上が星の一族。幻獣の一族なんて…かなり少ない。

同じ能力者なのに大した力を持たないって言われてな、幻獣の奴らは、すっごい比較されるんだよ」



セイヤはいつもと変わらなさそうに、淡々と、サラッと言う…けど。


なんでだろう。


セイヤの目はとても切なげで…声が次第に小さくなってる気がした。

けどみんなは気がついてないみたい。


気のせいかな…具合が悪いだけなのかも。あんな戦いをしたわけだし。