君と星空の彼方

意外にミズキは平気なタイプだったのか。

いや、平気に『なった』だけかもしれないけど。



ミズキは無表情で槍を戻して、セイヤとアイコンタクトをとった。


2人はそのまま後ろに飛ぶようにして、弱ったキマイラから遠ざかった。



そして交代だと言うように、夜月とイリヤ先輩が前に出た。


キマイラは血を吹き出しながらもまだ体力はあるようで、2人に攻撃をしようとするのか身を構えた。




その構えを切ったのは、夜月だった。


西洋…というか、神話に出てくるような綺麗な装飾がされた剣を持ち、キマイラに一気に攻撃を始めた。


けどずっと黙っているキマイラじゃあなくって、鋭い爪で夜月の剣を流してかわしたりしていた。


大丈夫…かな?

いや、大丈夫じゃないよね。



イリヤ先輩はというと、全く手を出さなかった。

あの人はなにをしているんだ!まるで王様じゃないか!