君と星空の彼方

目の中で何かが燃えているような、真っ赤な目。

鋭くって冷たくて、残酷なその目に、私は釘付けとなってしまった。



セイヤはその目を変えずに、笑みを隠さずにキマイラに向かって右手を払うようにした。


「剣…?」


セイヤの手には、綺麗な剣があった。

正義の女神…アストレアらしい、素敵な剣だった。




「……幻獣は、さぁ。

嫌いなわけ」



セイヤはそう冷たく言うと、剣を払った。

壁に打ちつけられた時同様、無音でキマイラに一筋真っ赤な線をつけた。



衝撃なのかなんなのか、キマイラは10mぐらい後ろに吹っ飛ぶ。



キマイラの息は荒くなっていて、セイヤを睨んでいる。


「…よそ見、しちゃあいけないよ?」


そう言ってキマイラの前に降り立ったのは…


「ミズキ…」


ミズキはいつもの笑顔を浮かべずに、真剣そうな顔つきでキマイラの目の前に降り立った。


ミズキの手にも何かが…槍のような物を持っていた。