君と星空の彼方

いやいやー…セイヤ。さすがにそれはやめておいた方がいいのではないでしょうか…?


ほら、目の前にいるキマイラも心なしか殺気立って…

深緑色の目が、赤くなってきてます…⁉︎



え!赤くなってきてるんだけど!

結構宝石のような美しさを放っていた深緑色の目は

いつの間にか、真っ赤に燃える目になっていた。



けどそんな様子を見て、逆に満足そうに微笑むセイヤ。



そして、構えだすイリヤ先輩、ミズキ、夜月。


マナミ先輩とユウはサポート役なのか、一歩後ろにいた。




……みんな、かっこいい。
素直にそう思った。

堂々としていて、どこからか自信が満ち溢れているようで。

かっこいいな…


そんなことを思っている矢先

キマイラは、重力だのなんだのを無視して


恐ろしい速さで、こちらへジャンプしてきた。




キマイラが打ち付けられた壁は遠くって、50mぐらい距離があったはずなのに…

気付いた時には、もうセイヤの目の前まで迫っていた。



「危ない‼︎」


私はいつの間にか叫んでいて、一歩セイヤ元へ踏み出した。

けどセイヤは全く動じずに

逆に面白そうに笑って



右手を前へと突き出した。



キマイラと同じ、真っ赤な目をしながら。




「え……?」