君と星空の彼方

そんな私など放っておいて、キマイラは目線だけじゃなく、体さえもゆっくりと私と対面する形にもってこようとする。



……どうしよう⁉︎


目の前が真っ暗というか、真っ暗じゃないけどキマイラにしか眼中に入らない。


周りなんてただの背景でしかなくて、輪郭を持たないぼやぼやの景色と化していた。




みんな…助けて!



そう叫びたくても、深緑の目が私の目とバッチリ合った瞬間、発するこができなくなってしまった。


なおったと思ったのに、また声が出なくなっちゃった…!



声を出したくても、口をパクパクさせることしかできない。




キマイラはそんな私を見てどう思っているのだろうか。



弱々しい、うまそうな獲物を見つけたとでも思っているのかな…





あぁ、終わった。私の人生ここで終わったよ…

ていうか、異質な学園に来ること自体、もうこうなることは予想してもおかしくなかったのに。


相変わらず計画性のない私って…