君と星空の彼方

「な、にこれ…」

私はすぐさま壁に駆け寄り、触ってみる。

けれど壁の感触とはちょっと違って、つるつるとした感触がした。

つまり私は、ドームを触っているということ。


「このドームは…?」


「それは、シールドなの」


シールド?

振り返ってマナミ先輩を見ると、続けて説明をしてくれた。



「シールドは簡単に言えば、ちょっと特殊な壁みたいなものよ。

寮に被害が出ないためにも張る必要があったの」


「壁、かぁ…」

私は改めて触ってみるけど、さっきと別に変わらず、つるつるとした感触を私の指に与えた。



「けど、ホシノには悪いんだけど…

これは、大体の攻撃を防ぐ壁。

その壁を今すぐはがすことはできないから…ホシノを出すことはできないわ」


マナミ先輩を見ると、申し訳なさそうに頭をかいていた。

詳しいことはよく分からないけど、マナミ先輩だってこのシールドをはるのにきっとすごい力を使ったんだよね。




それを責めるわけにはいかない…



「大丈夫です。

自分の身は自分で守りますし」


私が笑ってみせると、マナミ先輩もホッとしたように微笑んだ。



……守れる自信なんか、これっぽっちもないけど。