君と星空の彼方

確かに、楽しい時間は早く感じるよね。

逆に嫌な時間、例えば勉強している時間…特に国語とかの時間はすごく遅く感じる。

私は前の高校の国語担任を思い出し、苦笑いを浮かべた。



自分でも苦笑いを浮かべてるってことぐらい分かるよ…あのおじさん先生の性格には困ったものだったなぁ。

授業はスピードが早すぎる上に理解不能だし、授業で寝てたら教科書を丸めて思いっきり叩いて生徒を起こすし…



それにツバを飛ばして早口で話すんだもん、聞き取れないったらありゃしない。


60手前の頭が寒そうなおじさんだ。

理事長先生とはまるで違う。180度。北と南。天と地。月とすっぽん!


「……おい、お前なんか不気味だぞ」


急にセイヤが後ろから話しかけてくる。


「女子に不気味とは失礼な。

禁句!」


セイヤは相変わらずの無表情さで、何気無く私を傷つける。


無表情ってある意味人を傷つけるよねー…



「誰でもあからさまな苦笑いをしてブツブツ呟いてたら何か言いたくなるだろ。

俺は先輩達やユウがお前から離れる前に注意してやったんだから、感謝しろよ」


そう言って夜月の方へスタスタと言ってしまう。