君と星空の彼方

「…何でかは知らねえけどさ。

ここの寮、見事にみんな覚醒してるよ。

先輩たちも、ユウも」


へー…

それはなんか、すごいね。


なんか話を聞いてる限り覚醒しない人もいるっぽいしね。



「お前も、早く覚醒するといいな」

そう言って、少し笑った。

また胸が高鳴る。

セイヤ滅多に笑わないし。


セイヤも私を歓迎してくれてたら、嬉しいなぁ。


「ほらほら!ホシノぉ!

主役がはしゃがなくてどうする!

朝から食べまくるよー!」


マナミ先輩が私を後ろから抱きついてきた。

この寮にはスキンシップが激しい女子が多いな。っていうか2人中2人。



「あ、朝からですかぁ…」

確かに、今は朝。

朝なのに机の上は朝のメニューっぽいのだけでなく、がっつり肉の塊とかグラタンとか、夕食系もある。


そして夜月はそのほっそい体のどこへ入るのか…ばくばくと食べて行く。



セイヤは?といえば、トーストを4枚も一気にとってるし。


…なんか個性的な面々だなぁ…


ユウはサラダを山盛りに盛ってたし、イリヤ先輩はコーヒーしか飲んでいない。


男子って、こう…もっと食べるイメージがあったんだけど。


私のイメージに沿ってくれてるのは今のところ夜月しかいないよ…?



「ほらほらぁ、食べなよぉ。
私もお腹空いてたし食べたら…美味しいよ!これ!」

ミズキは私にお皿を差し出す。

…お皿にたらこスパゲティだけ盛られていた。