そんなこんなで入学式はあっという間に終わってしまい
悠斗くんと教室に帰ることにした。





「ふぅー、教室から保健室って
遠いよね~。悠斗くんはもう平気?」


「はい!僕は平気です!」

「そっか!」


ガラッ


悠斗くんと話しながら席に着くと左前の美少女が
話しかけてきた。


「こんにちはっ♪
私、柴崎心愛!よろしくね♪」

おう…
お人形さんみたいだな…。


「うん!
私、佐藤和奏!よろしく♪」


美男美女って嫉妬してるわけじゃないけど
なんか苦手なんだよなあ…

悠斗くんは別だけどw




あとー…

「あの…さっきは雑な挨拶しかできなくてごめん。
私佐藤和奏、よろしくねー。」


「チッ…。全然平気だよ。
俺の名前は工藤翔。よろしくね。」


……舌打ちしたよね、今。 

え、したよね?ね!??


…あ、でもこういうのって心愛ちゃんが
気づくものだよねー。


黙っとこーっと。