オオカミシェアハウス







私はその間、出来た料理をテーブルへと並べていく。


「…あれ?」


ハンバーグを4つ並べたところで、あることに気付く。


そういえば、もう1人の人って…?


サラダを持ちながら固まっていると、丁度良く桐山さんが現れる。


「あの、桐山さん、もう1人の方って…」


「ああ、あいつは今日も帰ってこない。というか、ほとんど帰ってこないから、連絡が無い限り作らなくていいよ」


なんということだ。


でも、今日は4人分作ってしまったし…