未来から桜を届けに

身体中の痛みを感じ目を開ける。

「?」

ここはどこ?

私は、寝頃がったまま上を見上げる。

私の目に写ったのは、満開の桜。

季節には、凄く早いはず。

そんな事を考えて、立ち上がろうとする。

が……

「っ!」

鋭い痛みと、違和感を感じとる。

あまりの痛さで瞑ってた目を開ける。

そこに写ったのは

猫の手。

いやいや………

まさか自分が猫になるとか、無いでしょう?

未来は、必死に現実逃避をする。

あ、夢だ!

うん、きっとこれは夢!

痛みなんてきっと気のせい!

未来は、本気で現実逃避をし始める。

こんな夢さっさと覚めなきゃ!

未来は、無理をして立ち上がる。

が、痛みには敵わない。

「痛ぁ~」

思わず声を出す。