未来から桜を届けに

私は、校門で結局待っていた菫の横に行く。

「菫、ごめんね?」

私は素直に謝る。

「もう!可愛い未来に免じて許してあげる!」

私は可愛いく無いよ~と言いながら、歩き出す。

が、カバンから出して持っていた本が、手から消えた。

「え?」

バフッ

そして頭に叩かれた感覚が……

「な~に、置いてこうとしてんだよ?」

振り返った先には、鬼と言うなの葵が居た。

「あは、忘れてた?」

私は、誤魔化し笑いをする。

「………たくっ。次はねぇからな?」

でた!”次はない”葵はいつもこう言って許してくれる。

「葵は、未来に甘過ぎじゃな~い?」

菫は、ニヤニヤしながら言う。

「………っ///気のせいだ!」

何故か頬染める葵、私は頭に?しか出てこない。

まいっか?

私は、言い合いしてる二人をほっといて、歩き出す。

もちろん、葵から本は取り返して。

しばらくしてると図書館と児童公園が見えてくる。

私は、そこにある桜の木が大好きだった。