未来から桜を届けに

「今日も行くの?図書館。」

「ん~行くよ♪」

私は、毎日図書館に通ってる。

「また、新撰組の本探すの?」

葵が呆れたように言う。

「あたりまえ!」

「相変わらず、新撰組大好きなのね?未来は~」

菫までも、呆れたように言う。

別に良いじゃん?人の趣味だもん!

「それより、二人も来る?」

私は、話題を変えるように聞く。

「ん~、今日は暇だから行こうかな?」

「俺も、菫の暴走を止めるために付いていく。」

「何それ~まるで私が暴れん坊みたいじゃん?」

菫が怒りながら叫んだ言葉に

『そうじゃん?』

葵と私の言葉がはもった。

「もう二人共嫌い!」

菫はふくれながら下駄箱まで、走ってく。

「はぁ……本当に世話が焼ける。」

葵が粒やいた言葉に思わず私は笑う。

「何だよ?」

「何でもな~い」

私は、笑って誤魔化した。

だって、(結局は、菫の面倒見てるじゃん?)って言ったら照れ隠しで怒りそうだもん?