未来から桜を届けに

「ありがとうございました、近藤さん」

「ああ、たまにはここに、つれてきてくれよ。」

「はい。」

僕は、にっこり笑って部屋へ帰る。

雪桜は、僕を見上げたまま動かない。

「そんなに、心配そうに、見なくて大丈夫だよ。」

僕は、雪桜を優しく撫でた。

すると、雪桜は気持ちよさそうに目をつぶる。

僕は、この表情が好きだったりする。

「ふぅ〜」

これで、後は土方さんだけか……

でも今は、これだけはたしかだ。

「僕は、君を絶対放さないからね。」

その言葉に雪桜が笑って

「ありがとうございます。」

と言った気がした。