未来から桜を届けに

猫は気まぐれと言うのは本当らしい。

いつもは、猫っぽい事をしない雪桜が顔をなめたことに驚いた。

「本当に不思議な子……。」

きょとんとする雪桜。

「雪桜って、本当に猫なんだね?」

雪桜は、僕の言葉に首をかしげる。

その様子はまるで

「雪桜って人げ……」

人間みたいだね?と、言おうとしたとき。

スパーン

僕の部屋の障子が勢いよく開く。

そこにいたのは……

「ありゃ、見つかっちゃいましたか~」

「総司、何故ここに猫が居るんだ?」

大の猫嫌いな土方さん。

いつかは見つかると思ってたけど...何にも考えてなかった。

もっと早く見つかってたら怪我が治るまでって良いわけできたんだけどな。

「早く捨ててこい。」

予想通り、あっさり了解はしてくれない。

でもな~もしもの時の秘密兵器が……

「雪桜おいで」

「おい、総司!」

雪桜を持ち上げ、土方さんをすり抜ける。