未来から桜を届けに

「近藤さんに小魚もらったんですよね。」

沖田さんは立ち上がり、近くにあったお皿を持ってくる。

「はい、どーぞ。」

って言われましても………。

猫の姿で食べるのめちゃくちゃ難しいんですけど?

手が使えないのが、もどかしい。

てか、沖田さんジッと見ないでよ。

さらに食べにくいんですけど!

私の思いは伝わらず、ジッと見てくる沖田さん。

私は、どうにか小魚を食べ終える。

「まだ、朝早いですね。」

襖の隙間から見える空は、まだ暗い。

「僕は、もう少し寝ます。」

沖田さんは、そう言って布団に入っていった。

私は、沖田さんが寝たのを確かめてから、布団の近くに丸まった。

空を眺めていたら、私はいつの間にか眠ってしまっていた。


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