未来から桜を届けに

よし!

私は、ゆっくりゆっくり沖田さんの腕を抜け出そうとする。

が、何故か絶妙なタイミングで腕が動き、抜け出せれない。

まさか………起きてる?

いやいやいや、それは無いでしょう?

さっきまでぐっすり寝てたし。

私は、恐る恐る沖田さんの顔を見る。

バチッ

ワァオ、目がバッチリあったよ……。

「何してるんですか、雪桜?」

いや、何もしてません。

すみませんでした。

「雪桜は抜け出すのが下手ですねぇ?」

どっかの誰かさんに邪魔されましたから!

私は拗ねて顔を背ける。

「あれ?拗ねちゃいましたか?」

言葉は心配そうにしてるが、声は嬉しいそうだった。

まるで、悪戯っ子の少年みたい。

「ニャー」

なんとなく鳴いてみる。

なんか……猫の鳴き声上手いかも?

「あ、雪桜、お腹好いてません?」

いきなり何なんだ。