未来から桜を届けに

僅かに微笑んで、雪桜を撫でる一君。

そうだ………一君って、猫大好きなんだった。

ばれたのが、一君で助かった。

「では俺は部屋に戻るとしよう。」

一君は颯爽と戻って行く。

「ありがとう………て、もう居ない。」

何か用があって来たんじゃ無いのかな?

僕は、そっとため息を吐く。

なんか、凄く疲れた。

こんなので、僕隠し通せるのかな?

僕は、雪桜を撫でる。

気持ちそうに寝て……

僕の苦労は知らないんだろうな……

それでも良いや。

今まで、猫なんてどうでも良いと思ったけど……

雪桜は”何か”違う気がしたんだ。

その何かは、わからないけど……

もしかして、これが運命の出会いとか?

「そうだったら面白いな~」

僕は、もう一度雪桜を撫でる。

「もうそろそろ、夕餉の時間ですかね?」

もしかしたら、一君はそれを伝えに来たのかも知れない。

僕は、広間へと向かった。

沖田side end