未来から桜を届けに

鬼の形相の土方さん。

まるっきり正反対ですね……。

僕は、そのあと近藤さんのおかげで土方さんから逃げ切る。

詩集は、とられちゃいましたけど……

「ま、猫はばれなかったから良いか」

僕は、そう言いながら自分の部屋の襖を開けて固まる。

「は……一君!?」

「そ、総司……なんでここに猫が居るのだ?」

僕の部屋に居たのは、雪桜を見つけてしまった一君。

うん、どうしよう?

とりあえず、襖を閉める。

「実は___」

僕は、雪桜と出会った経由から今に至るまで全て話した。

「不思議出会い………。」

「土方さんには、黙っててください。」

「俺は別に構わないが……副長は確か」

「猫嫌いなんですよ……。」

だから、雪桜はばれたくない。

絶対この屯所から、放り出されるから。

「総司……俺もたまに遊んでも良いか?」

「へ?」

予想外の言葉に変な声が出る。

「こんなに傷だらけなのに、追い出されたらこの猫が可愛そうだ。」