未来から桜を届けに

僕は、桜雪を持ち上げる。

そして今考えてた事が無意味だと知る。

「スースー」

「寝てるだけ?」

雪桜は気持ち良さそうに寝ていた。

「よ、良かったぁ」

僕は、雪桜を布団に寝かせる。

拾った時は、ここまで心配するとは思わなかった。

実際、出会ったのも偶然だったし……


ー*ー*ー*ー

僕はいつも通り巡査へ行き、甘味処に寄り道しようとしていた。

まだ一月で外はとても寒い。

ましてや、昨日は雪が降っていた。

それなのに………

ヒラヒラと舞う桜の花びらを見つけたんだ。

一瞬幻かと思った。

でも、確かに桜の花びらはあって、

いつの間にか、僕は花びらに誘われる様に歩き出していた。

ハッとした時には、満開の桜の木が目の前にあって

雪桜が倒れていたんだ。

それが、君と僕の不思議な出会いだった。