未来から桜を届けに

さすが近藤さん!

「ありがとうございます!」

どっかの誰かさんとは大違い。

僕は、そう思いながら土方さんを見る。

「何だよ?」

「何でもありませ~ん。」

僕は、そう言いながら部屋を出る。


この時の僕は知らなかった。

土方さんが怪しそうに僕を見ていたなんて……


ー*ー*ー*ー

僕は小魚をお皿に乗せ、上機嫌で部屋へ向かう。

途中、一君に会ったが怪訝そうな顔をしただけだった。

僕は自分の部屋の襖をゆっくり開ける。

「ご飯持ってきまし……た!?」

思わず、最後の声が上ずる。

だって、雪桜が倒れていたから。

「雪桜!?」

僕は、持ってたお皿を投げる勢いで近付く。

ど、どうしよう?

し、死んじゃってたら!

こ、こういう時どうすれば……?

完璧に混乱する僕。

自分でも何を考えてるか、わからなくなってきた。