沖田side

「ん~……無いなぁ。」

僕は、部屋に雪桜を残し、小魚を探していた。

流石に、人の食べ物は無理だと思うし……

猫なんて、飼うの初めてだし……

相談したくても、他の隊士には秘密だし……

甘味所のお花さんに聞こうかなぁ?

とりあえず、今日は行けないから、代わりの物探そう。

しばらく、勝手場をごそごそしてると……

「総司、何してんの?」

ギクッ

恐る恐る、後ろを振り返る。

「な、何だ……平助か。」

挙動不審な僕を見て首をかしげる平助。

「それより、小魚とか知らない?」

僕は、さりげなく話をそらす。

「小魚?ん~俺は知らないよ?」

平助は、話をそらされたのに気づかない。

「そっか………」

うぅ、本当にどうしよう?

「あ、でも近藤さんが持ってた気がする。」

「本当に!?」