「何?」 いつもになく真剣な表情でわたしを見る孝橋に背筋が伸びる。 「羽鳥はオレの夢を見たいんだよな?」 「うん」 「何で?」 「何でって……興味がある」 孝橋らしくない質問に上手く言葉を返せない。 「何で興味あんの?」 「え? 何でって……」 孝橋の進路に何で興味があるかって? それは……興味があるから。 それでは、孝橋が求めてる答えにはならない? 多分だけど、ならない気がする。 でも……それ以外の答えは見つからない。