「てか、今更シスコンむき出しにしても……」 「シスコンじゃねーし! てか、自分もそうだっただろ? のこのことオレとさつきのデートについてきやがって……」 「あれは変な男に引っかかってねーかの確認だろ! まぁ、案の定だったけど?」 「はぁ? てめぇ、いい加減に……」 「そうムキになんなって!」 微笑ましい表情で遼がお兄ちゃんの肩を叩く。 今にも食って掛かりそうなお兄ちゃん。 知らない間に険悪な関係になってる二人。 それは……わたしのせい?