あれから1週間。



遼がいた教室も今までと変わらず毎日が過ぎていく。


わたしの後ろにあった遼の机と椅子もなくなったのに、遼がいるような気がしてふっと振り返ってしまう自分もいる。


気になるくせに気にしてないフリをする。


そうじゃないとこの先、ずっとわたしは変わらない。



相変わらず遼の番号も着信拒否のまま。


それを解除する勇気はなかった。


でも、開けなかった遼からのメールも来なくなった。



きっと、このまま時間は過ぎていく。


遼を好きだった気持ちも時間が風化してくれる。


ちょっぴり淋しいような気もするけど……でも、これでいい。



これがわたしの出した結論。