「おやすみ」

生活の終わりの言葉を

こうして交わすことができることが

どれだけ特別かって、

多分あなたは考えたこともないのだろうな、なんて

ぼんやりと思う。



―――12月の恋人たちエピソード9
『駅前ベーカリー』より
「おやすみ」



できればもっとずっと

「おやすみ」って言えるようになりたい。