悪魔な君と契約中

心の中で呟いてたのが、漏れてたらしく。

って、知らないもんは知らないでしょ。

第一、先輩しか興味ないし、知らなくても当然だよ。

っていうか、そんなにその子有名なの?

じゃあ、なんであたしの耳には入ってこなかったのだろう。

「あのねぇ、あの子っていうのは、今サッカーボールを蹴ってる男の子。ほら、先輩の隣でサッカーしてるでしょ?」

あたしが黙っているとあの子が誰なのか、教えてくれた。

彩ちゃんが言った方向を見ると、確かにサッカーボールを蹴っていた。

一人だけずば抜けて上手い男の子だったから、すぐ分かった。