「……っ、なんなんだよ!!」

ぎり、と歯軋りの音が聞こえた。

かと思うと、走る音が聞こえて、そのあとすぐ玄関の閉まる音が聞こえた。


というか、なんで大空は怒ってたの?


あぁ、こんなところで、あんなことしてたらそりゃあ怒るかな…。


ホントにもう体があったくて、眠っちゃう。


重い瞼を閉じて、私は夢の中に引きずり込まれた。