「見えないなぁ~…」 季節は春。 校舎の前に貼り出された紙の前には、人だかりが。 クラス発表の紙。 そんななか、私、西野璃乃は、身長148cmを精一杯に活用し、なんとか自分のクラスを見ようとした。 「いいや…、もう少し待とう…」 諦めました。 だって無理だもん~…。 人の波に逆らい、抜け出そうとするとふいに、腕を掴まれた。 「?」 「どこいくんだ?」 見上げると、そこにはクールな眼差しを私に向ける一人の男子生徒。 「あ、嵐くん…」