叶多くんがささやいたのは、
きっと、こんなセリフ。
「どうした?あいつらと戦わねぇのか?
嫌なら逃げてもいいが、
三ノ宮と交わした契約を破ったらどうなるか……そっちの方が怖いぞ?
親の会社は潰され、お前の未来もなくなるな。
心配すんな。あいつらをヤッても、罪にはならねぇ。
お前のバックには、三ノ宮も春成もついているからな。
ほら、さっさと行けよ。
聖夜祭を守るのが、お前の仕事だろ?」
叶多くんのお陰で、
ビビっていた治安部隊5人の覚悟が決まったみたい。
折りたたみ式ナイフの刃をパチンと出して、強く握りしめ、
暴れるクロアイ信者5人に向かって走っていく。
5対5の戦いは、人数的には平等だけど、
戦闘力に違いがあり過ぎる点は、
不平等。


