黒愛−2nd love−

 


離れているので聞こえないけど、

叶多くんが何を言ったのかは、
私には分かる。



彼はこう言ったのだ。




「5人じゃ少ねぇ。会場内の全ての警備員を連れて行け。

大丈夫、中は安全だ。

全警備員を導入して、さっさと騒がしい奴らを追い払ってこい!」





“春成叶多様”の一言で、

会場内にいたガードマン全員が、
ヤンキー達を追い払いに出て行った。



これで三ノ宮家が用意した、
プロのガードマンを排除できた。



暴れるなら、今デショ!



私は窓際を離れて、会場内を移動する。



料理を取りに行くフリをして、

クロアイ信者の、男子生徒の背中をトンと叩き、



飲み物を取りに行くフリをして、

クロアイ信者の、女子生徒の肩をポンと叩いて合図した。