理事長、校長、VIP招待客の退屈な挨拶が続き、
その後は、配られたシャンパングラスで、クリスマスに乾杯した。
ズラリご馳走が並んだ長い長いテーブル周囲が、
急に混み合う。
飲み食いしながら歓談する人々の間を縫って、
黒服のウェイター達がスマートに給仕していた。
黒服なのはウェイターだけでなく、ガードマンも。
三ノ宮家に警備に雇われたガードマンが、
館内に20名ほど配置されていた。
鋭い目を光らせて、何か起きないかと見張っている。
ガードマンは、私にとって迷惑な存在。
せっかく騒ぎを起こしても、
プロの手に掛かれば、すぐに制圧されてしまいそうだから。


