「逃げたら、俺は“春成”じゃなくなるぞ?
金も力もない、だだのガキだ。
それでもいいのか?」
「もちろん!
私は“春成叶多”が好きなわけじゃない。
叶多くん、そのものが好きなの」
「逃げ切れずに、俺と一緒に死ぬかもしれねぇぞ?
いいのか?」
「それも素敵!
究極の愛って感じで、ゾクゾクするね!」
「ハハッ! 参った。
愛美となら、マジで逃げ出そうって気になった。
どうなるか分かんねぇけど、
聖夜祭をぶち壊して、逃げれるところまで逃げてみるか」
急に足元を払われ、転ばされた。
上に乗られて、セーラー服を捲り上げられる。
白い肌にキバを突き立てられ、
私は甘く呻いた。
前戯もそこそこに、彼はすぐに私の中に入ってきた。
お前が必要……
お前が欲しい……
愛美と一つになりたい……
そんな彼の欲望が、
繋がる場所から伝わってきた。
――――……


