黒愛−2nd love−

 


唇についた彼の血をペロリとなめてから、

私はキッパリ言った。




「絶対に、あきらめない。

叶多くんが欲しいから。


私達の愛を邪魔する存在は、
何であろうと排除する。


怖いなら、叶多くんは戦わなくていいよ。

アナタはただ、私に守られて逃げるだけでイイ」




彼が絶句していた。



私の言葉が予想外だったようで、
唖然としていた。



数秒して、

彼はクククと笑い出す。




「馬鹿やろう…

女に守られてたまるかよ……」




私の好きな瞳には、

強く黒い輝きが戻っていた。




彼が机から下りた。


私の黒髪に両手の指を潜らせ、
わしづかむ。



彼はもう、「手を引け」とは言わなかった。


「諦めろ」とも言わない。



その代わりに、私の覚悟を聞いてきた。