黒愛−2nd love−

 


ザコ男が机に拳を叩きつけ、

久美を糾弾する。




「学園を不安に落とし入れて、
貴様は何が目的なんだ!」




ザコ女も立ち上がり、厳しい言葉を浴びせる。




「予知夢なんて詐欺まがいのことをして、恥ずかしいと思わないの?

この場ではっきり嘘だと認め、謝罪しなさい!」




まくし立てるザコ共を静めたのは、沙也子だった。



「皆さん、冷静に」



そう言ってから、繊細な指先で眼鏡のツルを押し上げ、

探るように久美をジッと見た。




「野村久美さん、賢いあなたがクロアイなんて、

私はイマイチ腑に落ちないの。


腑に落ちないのは……あなたと愛美さんが、同じクラスで同じ部屋、

いつも一緒に行動しているということもよ?


もしかして久美さんは、誰かをかばっているのではないかしら?」