確かに最近、久美に構ってあげる暇はなかった。
沙也子にアレコレ仕掛けるのが、
忙しかったから。
久美が私の背中にくっついたまま、ノートパソコンの画面を見ていた。
「新しい予知夢を見たんだ……。
そっか、聖夜祭を中止にしたくて頑張っていたんだね……」
放っておかれたのは、私が予知夢を見たせいだと思った久美。
それを理解しても、やっぱり淋しさは消えないみたい。
トーンの落ちた声で、責めるようにこう言った。
「ねぇ愛美、さっき“お願い”って呟いてたよね?
誰に対して呟いていたの?
学園サイトのユーザー達?
そんなのひどいよ……
まずは私を頼ってよ。
私、愛美のためなら何でもするって、いつも言ってるのに……」


