黒愛−2nd love−

 


 ◇◇◇


12月に入り、しばらく経った。



木々はすっかり葉を落とし、
寒々しい姿をさらしている。



冷たい冬の始まり……


でも、私の心には黒い炎が消えることなく燃え続けていた。




三ノ宮沙也子は間違いなく、
今までで一番の強敵だった。



私に狙われているのを理解してか、

学園内で一人になるようなヘマはしなかった。



沙也子の進路に先回りして、
らせん階段の途中に釣り糸を張っておいても、


足をひっかけて転がり落ちたのは、沙也子ではなく、

生徒会のザコ女。




ニセの呼び出しをかけて中庭に誘い出し、

上階のバルコニーから植木鉢をたくさん落とした時も、


横にいた生徒会のザコ男が彼女を守ったせいで、傷つけられなかった。