叶多くんと結ばれるのは、
私なのに……
許さない……
婚約なんて絶対に許さナイ……
怒りで我を忘れ、沙也子に掴みかかろうとした。
私が伸ばした腕は沙也子に触れることなく、
叶多くんに取り押さえられてしまった。
「愛美やめろっ!
コイツに怪我させたら、間違いなくお前だけ退学処分だ!」
「でもっ!
無理やり婚約なんて、そんなの嫌っ!」
後ろから叶多くんに羽交いじめにされても、
怒りが収まらない私は、沙也子に向かっていこうとする。
そんな私を勝ち誇った目で見ながら、彼女はベッドから立ち上がった。
寝室から出て行こうとドアを開けたところで、
もう一つ宣告が。


